未来を見据える建設業の健康戦略――サリバチェッカーで実現する従業員の健康意識向上と健康経営

建設業である株式会社新和調査設計様では、従業員の健康意識の低さを課題に感じていました。そこで健康意識改善のためだ液で複数のがんリスクを評価できる「サリバチェッカー」の導入をしました。その結果、健康診断後の2次検査率が向上し、従業員同士のコミュニケーションが活性化につながりました。従来の健康診断とは異なる、新しい健康管理の形とは？ 手軽さと効果を両立したサリバチェッカー導入事例をご紹介します。

従業員の健康を第一に考える、建設業の新たな潮流

建設業では、これまで体力勝負というイメージから、会社から従業員への健康面の配慮が十分でなかった側面や、従業員自身も健康意識が低い傾向がありました。しかし、近年では従業員の健康を重要な経営資源と捉え、健康経営を推進する企業が増えてきています。

新和調査設計でも、従業員の健康意識を高め、より健康的な職場環境を作るために、新たな取り組みが必要だと感じていました。

そこで導入したのが、手軽にだ液でがんリスクを評価できる「サリバチェッカー」です。元々はグループの親会社である「新和設計株式会社」が毎年実施しており、事前に情報を聞き、おすすめされたこともあり、警戒心なく導入を進めることができました。

またサリバチェッカーの特徴の一つでもあるだ液を採取するだけという手軽さから、従業員の心理的な障壁を下げ、また時間など拘束される負担を最小限に抑えられたと感じています。

先にも触れましたが、建設現場で働く従業員は、忙しさから健康診断を後回しにしがちです。また健康診断で精密検査などがあった場合も二次検査を受けることは少ないのが実情でした。このような課題に対し、サリバチェッカーは短時間で簡単に検査できるので、業務への影響も少なく、社員からも好評です。

サリバチェッカーってどんな検査？ 血液検査との違いとは

「だ液でがんリスクがわかるなんて…」と、最初は半信半疑だった従業員も少なくなかったようです。しかし、血液検査や便検査と比べて、サリバチェッカーは手軽で、体への負担が少ないという印象がありました。

一般的な血液検査や医療機関へ行かないと受けられない検査と比べて、サリバチェッカーは時間や場所を選ばずに検査できるというメリットがあります。また、コロナ禍で注目されたPCR検査もだ液で行うことから、従業員も抵抗感なく導入はスムーズにできました。

また血液検査は、針を刺すことに抵抗があるという人も一定数いることから、サリバチェッカーのだ液での検査は、そういった不安を感じることなく、安心感もありました。

サリバチェッカー導入で変化した健康意識

サリバチェッカー導入後、意外な人がリスクが高いという結果が出たこともありました。これを機に、精密検査を受けるきっかけとなった人もいました。

また、以前は、健康について話題になることはほとんどありませんでした。

しかし、サリバチェッカーを導入してからは、検査結果を共有したり、健康に関する情報交換をしたりする姿が見られるようになりました。社員同士のコミュニケーションが円滑になったと感じています。がんのリスクを評価するだけでなく、検査を通じて社内コミュニケーションの活性化につながったことは予想外のいい導入効果と感じています。

「時間がない」を解消！ サリバチェッカーが選ばれる理由

実際にサリバチェッカー導入後、2次検査の受診率が上がったという実感もあります。検査を受けることへの抵抗感が減り、自分の健康状態に関心を持つようになった従業員が増えたことは取り組みとして成功の実感があります。

福利厚生でさらに充実！ 今後のサリバチェッカーへの期待

福利厚生の一環としてサリバチェッカーを導入したところ、従業員だけでなく、その家族からも喜ばれています。会社が従業員や家族の健康を気遣っている姿勢を示すことで、従業員のモチベーション向上にもつながってるのだと思います。