中小企業と個人事業主の健康課題に商工会議所が挑む-苫小牧商工会議所が提案する新たな健康管理-

商工会議所として、地域の健康課題に取り組む意義についてどのようにお考えですか？

また、健康経営の推進は、単に事業者個人の問題にとどまらず、地域全体の活力にもつながります。商工会議所としても、こうした取り組みを通じて地域全体の発展をサポートすることが使命だと感じています。

課題についてはいかがでしょうか？

健康経営の重要性は認識されつつありますが、特に中小企業や個人事業主にとっては、「コスト」や「時間」といったハードルが依然として高いのが実情です。また、健康管理の必要性を理解していても、日々の業務に追われる中で優先順位が下がってしまうことも大きな課題です。

一方で、経営者が健康経営の重要性を実感することで、社内全体の意識改革につながることもあります。そのため、商工会議所としては、経営者自身の健康意識向上に向けた啓発活動や、導入しやすい健康管理サービスの紹介を進めていく必要があると考えています。

サリバテック担当：
素晴らしいお考えですね。私たちも、健康リスクを軽減し、企業や地域全体が安心して成長できる環境を作ることを目指しています。特に今回のように商工会議所様と連携することで、地域に密着した効果的な周知やサービス提供が可能になると考えています。

個人事業主や中小企業様への健康サービス提供について、どのように考えていますか？

個人事業主や中小企業の従業員の方々にとって、健康管理は大きな課題です。多くの方が忙しさやコストの問題から、健康診断やスクリーニング検査を後回しにしがちです。特に小規模事業主では、健康診断を定期的に受けているかどうかも曖昧なケースが少なくありません。

このため、「今忙しいけれど、少し落ち着いたら健康診断を受けよう」と考える方が多いのですが、結局その機会を逃してしまう方もいます。そうした状況を変えるためにも、手軽に利用できる健康サービスを提供し、健康リスクに対する意識を高める必要があると感じています。

サリバテック担当：実際にどのような反応がありましたか？

「健康診断は重要だけど、病院に行くのが面倒」「病院が遠いので時間が取れない」といった声をよく聞きます。その中で、サリバチェッカーのような自宅で簡単に利用できるスクリーニング検査は、多忙な事業主の方々にとって新しい選択肢として受け入れられています。「自分の健康リスクを知る良い機会だ」と感じていただける方が多いのも特徴です。

特に50代から60代の年齢層では、自分の健康だけでなく、家族の健康も気にする方が増えてきています。このような背景から、個人事業主や中小企業向けにもっと利用しやすい仕組みを作ることが大切だと感じています。

サリバテック担当：
弊社でも、個人事業主や中小企業の方々が健康リスクを軽視しがちな現状を課題と捉えています。忙しい日常の中で、「健康診断のために時間を割く余裕がない」と感じている方が多いのが現状です。そのため、サリバチェッカーでは「自宅で簡単に利用できる」という利便性をお伝えしています。

今後の課題や取り組みについてはいかがでしょうか？

個人事業主や中小企業に対しては、まずは健康リスクを「自分ごと」として捉えてもらうことが重要です。そのためには、健康リスクがどのように事業や生活に影響するのかを具体的に伝えていく必要があります。

また、健康管理が事業の継続性を高めることにもつながるという点を強調し、サービスの価値をしっかりと伝える取り組みを進めていきたいです。

サリバテック担当：
私たちも、さらに利用しやすい仕組みを作るために改良を進めています。最近では、食事制限の廃止やオンラインでの医師相談サービスの追加を行いました。今後も「忙しい中でも取り組みやすい健康管理の手段」として、個人事業主や中小企業の方々に寄り添ったサービスを展開していきたいと思っています。